パルスドプラのゲイン調節により血流波形や流速が僅かであるが変化することがあるので注意が必要です.アンダーゲインは,スペクトラムの低輝度が描出されず血流速度が過小評価され,反対にオーバーゲインでは,ノイズとの鑑別が困難で過大評価されます.また,これら不適切なゲインでは,血流波形の自動トレースが行えず計測l困難な症例を多く経験します.パルスドプラゲインの調整は,先ず,ややオーバーゲインで血流波形を記録し,アーチファクトと血流の鑑別を行いながら,リアルタイムに徐々にゲインを下げてノイズが消失する直前での血流波形を記録します.
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