早期動脈硬化研究会 (Research Group for Early Arteriosclerosis)

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狭窄率の計測 <内頸動脈起始部の狭窄率は?>

狭窄病変の多発ポイントである内頸動脈起始部の径狭窄率は,NASCET法とECST法と呼ばれる2つの計測方法で狭窄率を評価します.
NASCET法による内頸動脈起始部の狭窄率は,血管造影の狭窄率と対比するため,狭窄部血管径に対するリファレンスを末梢側の血管径が一定な部位での値を用います.また,ECST法は他の領域で求められる径狭窄率と同様に,リファレンスを狭窄部で計測して求めます.そのため,内頸動脈起始部の狭窄率の値は,狭窄部での面積狭窄率を含め3つの値で評価されます.これら3つの狭窄率の値は,面積狭窄率≧ECST狭窄率≧NASCET狭窄率の不等号が成立します.

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