早期動脈硬化研究会 (Research Group for Early Arteriosclerosis)

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Plaqueの可動性 <可動性プラーク(mobile plaque)>

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プローブを固定してプラークをリアルタイムで詳細に観察すると,プラークの一部または全体が血管拍動や血流に同期し形態変化を伴うように可動性を示す症例を経験します.これらのプラークを可動性プラーク(mobile plaque)と呼んでいますが,詳しく見るといくつかのタイプに分かれます.
一つ目のタイプは,左上段のようにプラーク表面の一部または全体が血流の拍動に伴って変形するもので,この可動性はクラゲ(jellyfish)の伸縮運動に似ているので"Jellyfish sign"とも呼ばれています.二つ目のタイプは,図右のようにプラークの形態変化は伴わないが,プラーク内部に一部液状化したような動きが見られるもので,潰瘍の内部にあるでい弱な血栓と思われる部分が拍動と供に可動性を示すもの.三つ目のタイプは,左下段のようにプラークの一部または全体が有茎性の乳頭状,または棍棒状の形態を示し,血流によって細かな振動(Mモードではshaggy echoを記録)を伴った振り子様の可動性示すもので,内膜やプラークの表面に付着した血栓などが疑われる.特に,このプラークは短時間に剥離による形態変化を示すことがあるので注意が必要です.以上の可動性プラークは現在病理所見との対比が行われていますが,プラークの破綻やプラーク内出血を起こしていることが多く,不安定プラークのサインと考えています.
また,プラークの表面に紐状または帯状の付着構造物が観察され,血流に伴ってそれらが振動している症例を経験します.このタイプは一部の症例で内膜の剥離であったとの報告がありますが,大半は多重反射や血流変化に伴う血球成分によって観察されるアーチファクトと考えられ,臨床的な意義は少ないと考えられています.

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