鎖骨上窩からの総頸動脈中枢側のアプローチは,鎖骨の影響で観察が困難な場合が多い.その際は,アプローチを正中の胸骨上窩に移動して観察すると,より中枢側(右側では腕頭動脈)まで良好な画像が得られます.しかし,胸骨上窩は狭くリニア型プローブでの総頸動脈短軸断面でのアプローチは不可能で,血管長軸断面での観察に制限されます.ただし,写真のように高周波(5MHz以上)のセクタ型やマイクロコンベックス型プローブを用いると,図上段のように腕頭動脈や総頸動脈短軸断面も良好に描出することが可能です.
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